2021年に神戸市歌に決まった【しあわせ運べるように】が嫌いな人の苦手な理由をご紹介します。
神戸の街の復興を願い、希望を歌う歌詞。
震災の風景と一緒に流れていれば、当時の感情がよみがえる人も多いと思います。
毎日の生活の有難さを噛みしめ、希望の大切さを再確認する人も多いですよね。
神戸では1.17が近づくとどこからとなく聞こえてくるこのメロディー。
- 大震災を風化させない思い
- 鎮魂の思い
- 防災への思い
- 命の大切さを噛みしめる思い
を込めて歌われますが、
【しあわせ運べるようにが嫌い】というキーワードも多く聞かれるようになっています。
どんな理由や背景でこの歌を嫌い・苦手になるのでしょうか?
神戸市歌【しあわせ運べるように】のいまと合わせてご紹介します。
Contents
【しあわせ運べるように】が嫌い
しあわせ運べるようにが
- 嫌い
- 苦手
- 歌いたくない
そんな思いを聞く機会が増えました。
【しあわせ運べるように】が嫌いという声
Twitterでは【しあわせ運べるように】へのネガティブな思いのツイートもあります。
『 しあわせ運べるように』は、母親が好きじゃない、って言ってたな。
嫌いじゃなくて、聴くと涙が止まらないから苦手なんだと。わたしもだ。— さん (@hkr6609) January 16, 2016
わかるぅ…子供の頃から『しあわせ運べるように』(阪神大震災から立ち直ろうの歌)とか歌わされるの本当に無理で子供に歌わせて悦にいってる大人が嫌いだった
— 地中海 (@j0_0jj) July 6, 2021
震災復興のイベントで流される「しあわせ運べるように」が何故か鳥肌立つくらい嫌いなんだよなぁ…
— 梨 (@hi_l00) January 17, 2017
「しあわせ運べるように」の「傷ついた神戸を元の姿に戻そう」というくだりが嫌いだった。元に戻すだけなく先に進めなくては救われないのではと思っていた。けれど人には忘れたくない「風景の記憶」があるし、元の満ち溢れる笑顔や活気やごく普通の生活まで含めて「元の姿」と思えたのは最近のことだ。
— ののじ (@honojinonoji) January 17, 2017
20年前に歌った曲,歌いすぎて嫌いになってた時期もあったけど,やっぱ良い曲です.しあわせ運べるように / http://t.co/3VkojCrBfO
— えっぴぃ (@eppii247) January 17, 2015
【しあわせ運べるように】が嫌いな理由
【しあわせ運べるように】が嫌いな理由は人それぞれですが
- 震災の辛い経験が回想してしまう
- 涙が止まらない
- 子供のころに歌わされた思い出が辛い
- 歌詞から思い描く情景に違和感を感じる
- 小さい頃から歌いすぎて嫌になる
そんな理由が多くありました。
「メロディーを聴くだけで辛い経験や情景が思い浮かんでしまう」
歌にはそんな力もありますね。
震災直後から歌い続けた神戸市内の小学生は、たくさんの大人の思いを背負って一生懸命歌ってきたのでしょう。
聴く人々に、たくさんの感情を届けてくれたんですね。
しあわせや希望といったポジティブ感情ばかりではなかったかもしれませんが、その歌声に感謝の気持ちを返したいです。
【しあわせ運べるように】が歌い継がれる現代
(出典元:「しあわせ運べるように」公式YouTubeチャンネル)
【しあわせ運べるように】は 2021年にはボーカロイドでのポップバージョンが出ています。
川嶋あいさんをはじめたくさんの歌手もカバーしていますね。
また英語、中国語、フランス語、ペルシャ語、トルコ語、カンボジア語、イタリア語、ハンガリー語にも訳され海外でも歌われているそうです。
市内の各保育園・幼稚園・小学校で歌われる【しあわせ運べるように】
神戸民やからしあわせ運べるようにナチュラルに歌ってまう🤍
— 全力!ぶいぶい (@ICETABERUMON) October 31, 2021
神戸生まれ
神戸育ちの私は
小学生からこれを歌いながら育ってきた
地震を知らない今の神戸の子供達も
歌っているのかな
「しあわせ運べるように」 https://t.co/PQtAvIcGaC @YouTubeより
— 七宝(シッポウ)@株式投資でセミリタイア(FIRE)を目指す (@ZkVkPGgnzC6lcAB) March 15, 2021
神戸市では震災後、1月17日が近づくと幼稚園・保育園・小学校で「幸せ運べるように」が歌われるようになりました。
私は神戸市出身ですが、震災当時小学校は卒業していたのでこの歌はメディアを通して知りました。
時が過ぎ、長男が保育園で「しあわせ運べるように」を覚えて来たのは3歳の時でした。
3歳児が「なくなった方々のぶんも まいにちをたいせつに生きていこ」と意味を理解せずに口ずさむ姿は、なんともいえない衝撃があったのを覚えています。
そして小学生になった長男は2022年の今も歌っています。
作曲されて25年以上経った今、震災を伝え、命のたいせつさや神戸の希望、日々の備えについてなどを家族で一緒に考える機会となる1月です。
震災記念・復興イベントで歌われる【しあわせ運べるように】
阪神・淡路大震災から25年。震災を風化させない為に何ができるかをいつも考えています。写真は5年前の今日。チャリティーマッチをした時のもの。スポーツの力で復興支援を続けたいと思います。未来の子供達のために。#しあわせ運べるように pic.twitter.com/v2pjkpESjg
— Takashi YASUMOTO (@INACKobe83) January 17, 2020
【しあわせ運べるように】は1.17だけでなく、全国各地の震災復興ソングとしても歌われていますね。
各地の被災日に歌の届け合いをしたり、歌手のライブ、スポーツイベントでも歌われています。
今日は阪神淡路大震災から26年です。阪神淡路大震災の被害に遭われた方を勇気づけた歌「しあわせ運べるように」は例年であればあちこちで合唱されていました。合唱できない今、甲南大学2回生の宮内輝(NPO法人パラフル代表)さんが中心となって「しあわせ運べるように」をリモートで合唱しました。 pic.twitter.com/z0YQCIbZya
— 夢里予台高校お嬢様部 (@YumenoOjyosama) January 16, 2021
2020年からのコロナ禍ではリモートで歌い綱がれました。
メディアでも多く取り上げられ、世界中で歌われているのでこれからも耳にする機会が増えそうです。
【しあわせ運べるように】が嫌いな理由と受け継がれる現代のまとめ
神戸市歌【しあわせ運べるように】が嫌いな人の苦手な理由は
- 震災の辛い経験が回想してしまう
- 涙が止まらない
- 子供のころに歌わされた思い出が辛い
- 歌詞から思い描く情景に違和感を感じる
- 小さい頃から歌いすぎて嫌になる
がありました。
そして歌い継がれる現代、【しあわせ運べるように】は
- 神戸市では震災を知らない子供たちが先生に習い友達と歌う歌
- 神戸市では小さい頃から地震の歌として覚えてしまう歌
- 神戸市では1月になればどこからとなく聞こえてくる歌
- 日本各地、世界各国で復興や希望のシンボルとして歌われる歌
になっています。
ネガティブな経験や感情が生まれるのもそれだけ多くの人に影響がある歌という証です。
時代を超えて歌い継がれる【しあわせ運べるように】。
これからも歌ったり聞いたりする機会があるでしょう。
そしてこれからもたくさんの感情が生まれるはずです。
防災の知識や日々の備えの大切さと同時に、たくさんの人のいろんな思いがあることも一緒に受け継がれて欲しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。